英中銀イングランド銀行は19日に開いた金融政策委員会(MPC)で、政策金利を0.75%に据え置くことを決めた。金融資産購入による量的緩和策の規模についても、4,350億ポンドで維持している。据え置きは大方の予想通り。
議事録によると、据え置きは委員9人の全会一致で決定した。
中銀は、英国の欧州連合(EU)離脱を巡る先行き不透明感がここ1カ月に「大幅に高まっている」と警告。このため、最新データに基づく金利政策の見通しを示すことを控えた。今後の利上げについては前回と同様、ブレグジットが円滑に進めば、インフレ率を目標の2%にとどめるため、向こう3年に政策金利を1.5%まで引き上げる必要があると述べるにとどまっている。
11月のインフレ率は2.3%と、10月から0.1ポイント減速したものの、依然として中銀の目標を上回っている。
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