ドイツ連邦陸運局(KBA)は2日、10月の新車登録台数が25万2,628台となり、前年同月比7.4%減少したと発表した。フォルクスワーゲン(VW)が2桁減に沈み、2カ月連続でのマイナスとなった。
メーカー別に見ると、ドイツ車はVWが18.9%減少。一方、仏グループPSA(旧プジョー・シトロエン・グループ)傘下のオペルは1%伸びた。
高級車はBMWが25.6%拡大。ダイムラー傘下の「メルセデス・ベンツ」は19.2%、超小型車「スマート」は23.8%それぞれ増加した。半面、VW傘下のポルシェは大きく74.2%落ち込み、アウディも64%縮小した。
外国メーカーは米フォードが5%増加。一方、フランス勢はルノーが36.6%減少した。プジョーと姉妹ブランドのシトロエンはそれぞれ18.4%、2.7%落ち込んでいる。
日本勢は、トヨタ自動車(レクサス除く)が2.4%拡大。ホンダは9.5%、三菱自動車は63.3%それぞれ増加した。スズキは2.8%増え、マツダも11.8%伸びている。半面、日産自動車は51.6%縮小した。
1~10月の累計登録台数は全体で292万6,046台となり、1年前から1.4%増加した。
燃料別ではガソリン車が全体の62.3%を占め、登録台数は前年同期比5.3%減少。ディーゼル車のシェアは31.8%で、15.8%縮小している。ハイブリッド車(HV)のシェアは4.4%。電気自動車(EV)は1.3%だった。
■輸出は1%増加
独自動車工業会(VDA)によると、加盟メーカーの10月の輸出台数は32万8,100台となり、前年同月比1%増加した。生産台数は3%増の44万2,500台だった。[環境ニュース]
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