英国の若者の過半数が、貯金の習慣をなくしている――。英政府統計局(ONS)が4日発表した最新調査で、こうした傾向が明らかになった。
ONSは2014年~2016年にかけて英国に在住する22~29歳の若者を対象に調査を実施。その結果、全体の53%が貯蓄口座や非課税の個人貯蓄口座(ISA)に貯金が一切ないことが分かった。前回調査を実施した2008年~2010年の41%を大きく上回っている。
一方、貯金をしている若者の平均貯蓄額は1,600ポンドと、前回の900ポンドから2倍近くに増えた。
ただ、貯蓄額の差は大きく、貯金をしている若者の上位10%は少なくとも1万5,000ポンドを貯めているのに対し、下位100%は100ポンド未満にとどまっている。
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