スーパー英最大手テスコは3日、上半期(8月25日までの26週間)の営業利益(特別損益除く)が9億3,300万ポンドとなり、前年同期比24.4%拡大したと発表した。3月に買収した食品卸売で英最大手だったブッカー・グループが2桁台の増収を実現したことに加え、主力事業における夏場の売り上げ拡大が貢献した。
売上高(ガソリン・VAT除く)は12.8%増の282億9,400万ポンド。既存店・恒常為替レートベースでは2.2%増加した。足元の英国・アイルランドが実質3.8%の増収を確保した一方、中欧は1.5%縮小。アジアも7%減少した。
デーブ・ルイス最高経営責任者(CEO)は「今年は良いスタートを切れた。特に英国・アイルランドでの増収が貢献し、11四半期連続で増益を達成できた。また、300点以上の新たなプライベートブランド(PB)商品への大規模な投資など、当社の約100年の歴史において最大のブランド刷新も行っている。」とコメントした。
テスコは当期、ブッカー買収の完了に加え、7月に小売りで世界2位の仏カルフールと共同調達を含む戦略的アライアンスを締結。10月よりこれを開始する計画だ。[M&A]
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