• 印刷する

ダイソン、EVの試験場建設 2021年の販売開始目指す

英家電大手ダイソンは、かねて進めている電気自動車(EV)の開発計画の一環として、イングランド南西部ウィルトシャー州ハラビントン(Hullavington)に試験場を建設すると発表した。プロトタイプの試験走行を行い、2021年の販売開始を目指す。BBC電子版などが30日伝えた。

ハラビントンの試験場の敷地面積は約209ヘクタールで、走行トラックは全長16キロメートル。同社は既に1938年に建てられた2つの格納庫の改修に8,400万ポンドを投じている。現在は約400人の技術者がハラビントンで勤務しており、同社は向こう数カ月でさらに3棟のビルを設置する予定。これにより、試験用スペースが1万5,000平方メートル拡大し、従業員の収容可能人数も2,000人増える見込みだ。

ダイソンは昨年9月、20億ポンドを投じてEVの生産を開始すると発表。うちEV開発に10億ポンド、全固体電池の開発に10億ポンドをそれぞれ投資する計画だ。創業者のジェームズ・ダイソン氏は自社のEVについて、競合のそれとは「根本的に異なる」ものになるとしている。

試作品は完成しておらず、生産拠点の設置場所なども明らかにされていない。ただ、ダイソン氏が米ファッション誌GQに先に話した内容によると、高級車市場を狙っており、一部の自動運転機能を搭載するほか、通常の車両とは大きく異なる見た目になるという。

ダイソンのジム・ローワン最高経営責任者(CEO)は、「ハラビントンは急速にワールドクラスの車両テストキャンパスに進化する」とし、英国でさらなる高技能労働者の雇用を創出できると意気込んでいる。[環境ニュース][労務]


関連国・地域: 英国米国
関連業種: 自動車・二輪車電機化学建設・不動産IT・通信マクロ・統計・その他経済雇用・労務

その他記事

すべての文頭を開く

イベルドローラ、UAE社と英国で洋上風力(07/11)

英仏、新たな移民対策を発表 「1人入国、1人出国」(07/11)

英政府、日本への投資拡大で協力覚書(07/11)

ロイヤルメール、2級郵便の土曜配達を廃止(07/11)

中銀、住宅ローン要件を緩和=融資増認める(07/11)

住友商事、英クリーンエネルギーに大型投資(07/11)

CBI、ロンドン証取からの企業流出に警鐘(07/11)

賃貸物件数、大幅減少続く=家賃高騰の恐れ(07/11)

グリーナジー、バイオディーゼル工場を閉鎖(07/11)

英政府、住宅ローン保証へ 購入支援でスキーム導入=報道(07/10)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン