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ノキア、EIBが5億ユーロ融資=5G開発

フィンランドの通信機器大手ノキアは、第5世代(5G)移動通信技術の研究開発(R&D)投資に向け、欧州投資銀行(EIB)から5億ユーロの融資を受ける契約を結んだと発表した。EIBは、欧州テクノロジー大手の5G分野での国際競争力向上を支援する方針を掲げる。

ノキアはこの資金を、携帯電話網だけでなく、コンピューターやソフトウエア、関連サービスを含めたエンドツーエンドの5G技術の開発に投資する方針。EIBはこの投資により、ノキアのフィンランドおよびフランス、ポーランド、ドイツでの5G開発が促されるとみており、域内中小企業の間で最大15億ユーロの追加投資が誘発されると期待している。

EIBは5月、スウェーデンの通信機器大手エリクソンとも、5G投資に向けた2億5,000万ユーロの融資契約を締結していた。

EIBのアレクサンデル・ストゥブ副総裁は今回、フィナンシャルタイムズに対し、「欧州は5G競争に参加する必要がある」とコメント。「競争相手が中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)や中国移動通信(チャイナ・モバイル)といった巨大企業であることを理解し、目を覚まさなければならない」とした上で、欧州企業は域内にとどまらず世界で競争力を示すべきとの考えを示した。


関連国・地域: ドイツフランスフィンランドポーランドアジア
関連業種: 電機金融IT・通信サービスマクロ・統計・その他経済

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