• 印刷する

EUの難民申請件数、第1四半期は15%減少

欧州連合(EU)統計局ユーロスタットは19日、2018年第1四半期(1~3月)に加盟国が受理した難民申請件数(初回申請に限る)が13万1,365件となり、2017年第4四半期から15%減少したと発表した。ドイツとイタリアが共に2桁減を記録した。

申請先で最も多いのはドイツで、申請件数3万4,365件と、全体の3割弱を占めた。前期からは大きく25%減少している。次いで多かったフランス(2万5,255件)は2%減り、イタリア(1万7,825件)も22%減少した。

難民申請件数を出身国別に見ると、シリアが1万5,825件で最も多かった。これにイラクの9,210件、アフガニスタンの7,650件、ナイジェリアの6,430件が続き、これら4カ国で全体の3割を占めた。シリアは前期比32%減少。イラクは29%減り、アフガニスタンとナイジェリアはそれぞれ22%、14%縮小している。

人口100万人当たりの難民申請件数が最も大きいのはキプロスで1,551件だった。ギリシャ(1,204件)とマルタ(856件)も多かった。

3月末時点での難民申請の保留者は、約89万2,000人超となり、1年前から10%減っている。


関連国・地域: ドイツフランスEUイタリアギリシャマルタキプロスアジアアフリカ中東
関連業種: マクロ・統計・その他経済社会・事件

その他記事

すべての文頭を開く

中・大型トラックに25%関税=米が11月から(10/08)

ギリシャ経済、来年は2.4%拡大=予算案(10/08)

ハンガリー、クロアチア国境の高速が開通(10/08)

欧州最大規模の衛星製造拠点、ローマに開設(10/08)

中国の自動運転技術企業、欧州進出を加速(10/08)

米国、不当廉売でイタリア産パスタに関税(10/08)

EU市民の7割、防衛費拡大を支持(10/08)

再生エネ、化石燃料上回る=欧米で逆行も(10/08)

EU、新AI戦略を発表へ=米中依存を低減(10/07)

ルーマニア、来年末までに蓄電施設2GWへ(10/07)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン