スーパー英最大手のテスコは15日、第1四半期(5月26日までの13週間)の国内売上高(ガソリン・VAT除く)が既存店ベースで前年同期比2.1%増加したと発表した。3月の降雪の影響で伸びは前期を下回ったものの、食品卸売で英最大手だったブッカー・グループの買収を4月に完了し、これが2桁の増収を達成して貢献した。
英国・アイルランドは実質3.5%の増収。うちアイルランドは3%伸びた。一方、中欧は1%、アジアは9%それぞれ減少した。ブッカー・グループは14.3%拡大した。
新規出店・売り場拡大分を加えた英国の売上高(ガソリン・VAT除く)は1.9%拡大。グループ全体では2.3%伸びた。
デーブ・ルイス最高経営責任者(CEO)は「当社の成長計画は順調に進んでいる」とコメント。ブッカーの買収によるシナジー効果を実現することに注力するとともに、ドイツ系格安スーパーのリドルとアルディへの対抗手段として、プライベートブランド(PB)商品の再投入を続けるとしている。[M&A]
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