ドイツ連邦陸運局(KBA)は4日、5月の新車登録台数が30万5,057台となり、前年同月比5.8%減少したと発表した。国内勢と外国メーカーが共に不振だった。
メーカー別に見ると、ドイツ車はフォルクスワーゲン(VW)が5.8%増加。一方、仏グループPSA(旧プジョー・シトロエン・グループ)傘下のオペルは15.1%減少した。
高級車はBMWが15.8%縮小。ダイムラー傘下の「メルセデス・ベンツ」は13.3%落ち込み、超小型車「スマート」は0.6%のマイナスとなった。VW傘下のポルシェは4.6%減り、アウディも0.4%減に沈んだ。
外国メーカーは米フォードが6.5%減少。フランス勢はプジョーと姉妹ブランドのシトロエンがそれぞれ9.9%、8.1%減った。ルノーも1.1%落ち込んだ。
日本勢は、トヨタ自動車(レクサス除く)が5%縮小。日産自動車は大きく42.7%、マツダは22.1%それぞれ落ち込んだ。三菱自動車は18.7%減少し、スズキは4.5%のマイナスだった。一方、ホンダは8.8%伸びている。
燃料別ではガソリン車が全体の64%を占め、ディーゼル車は31.3%だった。ディーゼル車の登録台数は27.2%縮小している。ハイブリッド車(HV)は1万299台、電気自動車(EV)は2,310台だった。
1~5月の累計登録台数は全体で149万7,723台となり、1年前から2.6%増加した。
■輸出は5%減少
独自動車工業会(VDA)によると、加盟メーカーの5月の輸出台数は34万7,500台となり、前年同月比5%減少した。生産台数は8%減の44万2,800台だった。[環境ニュース]
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