スカイ買収を正式提案 米コムキャスト、フォックスに対抗

英衛星放送大手スカイは25日、米ケーブルテレビ(CATV)最大手のコムキャストから正式な買収提案を受けたことを明らかにした。提示額は1株当たり12.5ポンドと、先にスカイに買収提案を行った21世紀フォックスの10.75ポンドを約16%上回っている。

コムキャストは2月末にスカイに非公式の買収案を提示していた。コムキャストは今回の買収提案で、スカイ・ニュースに向こう10年にわたり現行水準と同等またはそれ以上の投資を続けることや、英国内のメディアの多様性に配慮し、向こう5年は国内紙の過半数株を取得しないこと、スカイの本社をロンドンに維持することなどを約束している。

同社の提案は条件が21世紀フォックスを上回るだけでなく、競争上の問題でもリスクが低いため、スカイの株主にとっては魅力的とみられている。スカイは既に株主に対し、21世紀フォックスへの株式売却を推奨していたが、コムキャストからの正式な買収提案を受け、これを撤回した。

メディア王ルパート・マードック氏率いる21世紀フォックスは2016年12月、スカイの残り株61%を取得することで合意。しかし、英競争・市場局(CMA)が今年1月、メディアの多様性が失われる恐れがあり公共の利益にならないとの暫定的判断を下した。CMAはスカイ・ニュースのスピンオフ(分離・上場)または売却などの是正措置がなければ、取引を阻止する方針を示している。これを受け、21世紀フォックスは米ウォルト・ディズニーにスカイ・ニュースを売却する案などをCMAに提示している。[M&A]


関連国・地域: 英国米国
関連業種: 金融・保険マスコミ・出版・広告政治

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