仏自動車大手グループPSA(旧プジョー・シトロエン・グループ)は24日、第1四半期(1~3月)の売上高が前年同期比42.1%増の181億8,200万ユーロになったと発表した。米ゼネラルモーターズ(GM)から取得した英ボクソールと独オペルが全体を底上げした。
売上高を事業別に見ると、主力の自動車部門は、プジョー、シトロエン、DSが合わせて102億1,400万ユーロと13.2%増加。ボクソールとオペルは48億3,800万ユーロだった。フォルシア(Faurecia)は43億1,500万ユーロで、2.6%伸びた。
世界販売台数は44.2%増の105万1,947台。欧州は大きく65.7%増加し、中東・アフリカは6.4%増えた。中南米も12.3%拡大し、中国・東南アジアは1.8%のプラスとなった。
PSAは今年の自動車需要について欧州は堅調に推移すると予想。ロシアは10%、中南米は4%それぞれ拡大するほか、中国は2%伸びるとみている。
また自動車部門の営業利益率を2016~2018年に平均4.5%超、2021年までに6%以上とする目標を維持。グループの売上高については、2018年までに対2015年比で10%増、2021年までにさらに15%増やす方針だ。
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