独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)と日野自動車は12日、トラックやバスなどの商用車分野で長期的な戦略的協力関係を構築することで合意したと発表した。電動化やコネクティビティーといった次世代技術に焦点を当て、物流や交通ソリューションなどの研究を共同で行うことで、国際事業における地域的な互恵関係を強化する。
両社は主に、「物流/交通に関わるソリューション調査」「既存・将来技術」「調達」の分野で協力し、対象技術には既存の内燃パワートレイン、ハイブリッドおよび電動パワートレイン、コネクティビティー、自動運転システムなどが含まれる。
両社は今後、合意内容に基づいたアライアンス委員会を立ち上げ、長期的かつ対等な協力の方向性を定める。同委員会は日野の下義生最高経営責任者(CEO)とVWの商用車部門VWトラック&バスのアンドレアス・レンシュラーCEOに加え、役員級のメンバーが名を連ねる予定だ。
日野は日本とアジアを中心に80カ国・地域で商用車を販売。VWの商用車部門は「VW」ブランドのトラック・バス事業と独MAN、スカニア(スウェーデン)などから成り、車載コネクティビティーのプラットフォーム「RIO」を擁する。[日本企業の動向][環境ニュース]
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