ドイツ連邦陸運局(KBA)は4日、3月の新車登録台数が34万7,433台となり、前年同月比3.4%減少したと発表した。1年前に比べ稼動日数が2日少なかったためだが、フォルクスワーゲン(VW)はプラスを確保している。
メーカー別に見ると、ドイツ車はVWが1.8%増加。一方、仏グループPSA(旧プジョー・シトロエン・グループ)傘下のオペルは23.4%減った。
高級車はBMWが5.4%縮小。ダイムラー傘下の「メルセデス・ベンツ」も5.4%落ち込んだが、超小型車「スマート」は15.8%拡大した。VW傘下のポルシェとアウディはそれぞれ13.9%、12.8%減った。
外国メーカーは米フォードが1.2%減少。フランス勢はプジョーが8.1%増えたが、姉妹ブランドのシトロエンは5.1%縮小した。ルノーは16.3%落ち込んだ。
日本勢は、トヨタ自動車(レクサス除く)が6.9%縮小。日産自動車とマツダはそれぞれ8.4%、1.2%減った。半面、三菱自動車(42.5%増)とホンダ(22.4%増)は共に2桁増を記録。スズキは3.7%のプラスを確保した。
燃料別ではガソリン車が全体の64%を占め、ディーゼル車は31.4%だった。ディーゼル車の登録台数は25.4%縮小している。ハイブリッド車(HV)は1万874台、電気自動車(EV)は3,792台だった。
1~3月の累計登録台数は全体で87万8,611台となり、1年前から4%増加した。
■輸出は11%減少
独自動車工業会(VDA)によると、加盟メーカーの3月の輸出台数は39万1,600台となり、前年同月比11%減少した。生産台数は8%減の52万3,600台だった。[環境ニュース]
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