眼鏡フレームで世界最大手の伊ルクソティカ(Luxottica)・グループは6日、福井めがね工業(福井県鯖江市)の株式67%を取得すると発表した。眼鏡フレームの製造で高い技術を誇る福井県鯖江市に生産拠点を持つための足掛かりにする。
レオナルド・デルベッキオ会長は「今回の株式取得は当社が日本のモノづくりの世界に踏み込むための第一歩」とコメント。「眼鏡業界の歴史上初めて、イタリアと日本の優れた職人を一つ屋根の下に納める」と満足感を示した。取引額は明らかにされていない。
福井めがね工業は1969年の設立。高級めがねフレームに特化しており、チタンフレームや18金フレームを主力商品とする。
ルクソティカは昨年1月、仏眼鏡レンズ大手エシロール(Essilor)・インターナショナルと経営統合することで合意。先には欧州委員会から承認を得た。[M&A][日本企業の動向][EU規制]
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