ドイツ連邦陸運局(KBA)は、2月の新車登録台数が26万1,749台となり、前年同月比7.4%増加したと発表した。ディーゼル車は、排ガス不正問題や一部都市での乗り入れ禁止の可能性が浮上する中、大きく落ち込んでいる。
メーカー別に見ると、ドイツ車はフォルクスワーゲン(VW)が12.4%増加。仏グループPSA(旧プジョー・シトロエン・グループ)傘下のオペルは6.7%増えた。
高級車はBMWが0.7%縮小。一方、ダイムラー傘下の「メルセデス・ベンツ」は0.7%のプラスを確保し、超小型車「スマート」は大きく35.8%増やした。VW傘下のポルシェは9.6%伸びた半面、アウディは3.6%減少した。
外国メーカーは米フォードが7.4%増加。フランス勢はプジョーが44.1%、姉妹ブランドのシトロエンが18.9%それぞれ拡大した。ルノーも12.2%伸びた。
日本勢は、トヨタ自動車(レクサス除く)が6%拡大。マツダは7.5%伸び、三菱自動車は6.9%増加した。スズキは0.2%増えている。半面、日産自動車は21.4%、ホンダは12.5%それぞれ落ち込んだ。
燃料別ではガソリン車が全体の62.9%を占め、ディーゼル車は32.5%だった。ディーゼル車の登録台数は19.5%縮小している。ハイブリッド車(HV)は8,289台、電気自動車(EV)は2,546台だった。
1~2月の累計登録台数は全体で53万1,178台となり、1年前から9.5%増加。1999年以降で最高水準を記録した。
■輸出は8%減少
独自動車工業会(VDA)によると、加盟メーカーの2月の輸出台数は34万5,800台となり、前年同月比8%減少した。生産台数は7%減の45万1,900台だった。[環境ニュース]
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