独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は23日、2017年12月期の営業利益が138億1,800万ユーロとなり、前期の71億300万ユーロから2倍近くに増えたと発表した。販売が好調だったことやコスト削減の効果に加え、2015年9月に発覚した排ガス不正問題に絡む引当金が32億ユーロと、1年前から半減したことも大きい。
売上高は6.2%増の2,306億8,200万ユーロ。純利益は113億5,400万ユーロで、前期の51億4,400万ユーロから2倍以上に増えた。販売台数は3.7%増の1,077万7,000台だった。
特別損益を除く営業利益は16.5%増の170億4,100万ユーロ。特別損益を除く営業利益率は7.4%と、0.7ポイント上昇している。
マティアス・ミューラー最高経営責任者 (CEO)は「当社は業界全体と同様、大きな課題と抜本的な変化に直面している」とした上で、「今回の素晴らしい業績は、これらに向けた強固な土台と自信を与えてくれる」とコメント。新事業戦略は目に見える成果を上げ始めていると話した。
決算の詳細は3月13日に発表される予定。[環境ニュース]
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