独小売り大手メトロは13日、第1四半期(2017年10~12月)の純利益(特別損益除く)が2億3,200万ユーロとなり、前年同期比87.8%増加したと発表した。ロシアを除く中東欧市場の売り上げが好調だった。
売上高は0.2%増の101億1,100万ユーロ。継続事業・現地通貨レートベースでは0.8%の増収だった。うち会員制卸売りスーパー「メトロ・ホールセール(旧メトロ・ キャッシュ&キャリー)」は80億6,100万ユーロと実質1%増加。半面、大型スーパー「レアル」は横ばいの20億4,900万ユーロだった。「メトロ・ホールセール」は宅配事業が28%の増収で、総売上高に占める割合が16%に達している。
本業のもうけを示すEBIT(利払い・税引き前利益)は4億3,100万ユーロと1年前に比べて1.2%増加した。
メトロは通期について、売上高の伸び率が少なくとも前年並みの1.1%となり、不動産取引による利益を除いたEBITDA(利払い・税引き・償却前利益)は10%前後増加すると見込む。
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