2040年にディーゼル列車廃止 英政府、大気汚染の軽減に向け

英政府は2040年までに、ディーゼルエンジンのみを搭載した列車を廃止する方針だ。鉄道網による大気汚染を軽減する狙い。ジョー・ジョンソン運輸担当閣外相が12日明らかにした。

ジョンソン氏はスピーチの中で、鉄道業界に対し秋までに具体案を提示するよう要請。英政府が昨年7月に2040年までにディーゼル車とガソリン車の販売を全面的に禁止する方針を公表したことに言及し、鉄道分野でも目標の達成は可能だと強調した。

また、列車の排ガスは1990年から33%増加しており、これを放置するわけにはいかないと主張。英国の都市間高速鉄道計画(IEP=Intercity Express Programme)で日立製作所が手掛けた電化区間と非電化区間の両方で走行可能な「バイモード」車両が徐々に導入されていることを歓迎した。

加えて、ドイツ鉄道(DB)の旅客輸送部門アリバ(Arriva)に2021年から、イングランド北西部ウィンダーミア(Windermere)で電気式・ハイブリッド式の列車を導入するよう依頼したと発表。仏重電大手アルストムが水素を使った燃料電池を動力源とする列車を試験運行していることを挙げ、なるべく早く英国でも導入したいと意欲を示した。

フィナンシャルタイムズによると、現時点で英国を走る列車の29%がディーゼル車両という。一方、英政府は鉄道網の電化計画を巡り、複数の大型案件を取りやめている。昨年7月にはグレート・ウェスタン線(ロンドン―ウェールズ・スウォンジー)のカーディフ―スウォンジー間で電化計画を中止することを明らかにしていた。[環境ニュース][日本企業の動向]


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