• 印刷する

ブロックチェーン振興後押し 欧州委が試験的プロジェクト設置

欧州委員会は、欧州連合(EU)域内のブロックチェーン技術の振興に向けた試験的プロジェクト「ブロックチェーン・オブザーバトリー&フォーラム(BOF)」を立ち上げた。ブロックチェーンの最新動向を把握し、政策決定に活かすことにより、域内でのブロックチェーン技術および関連企業の発展を促す狙い。

同プロジェクトは欧州議会の協力を得て設立されたもので、先に仮想通貨に関する報告書をまとめたドイツのヤコブ・フォンワイツザッカー欧州議員が統括する。プロジェクト期間は2年で、運営は入札を通じて選定されたブロックチェーン・ソフトウエア開発の米コンセンシス(ConsenSys)と提携して行う。

EUでは加盟各国が相次いでブロックチェーン関連のイニシアティブを立ち上げている。欧州委はBOFを通じてこれらの連携を図り、専門知識を域内で共有することにより、中間排除や信用、セキュリティー、追跡可能性といったブロックチェーンの課題解決を促すことを目指す。

欧州委のバルディス・ドムブロフスキス・金融安定・金融サービス・資本市場同盟担当副委員長は、「デジタル革命の原動力となる数々の技術の中でも、ブロックチェーンは金融サービスおよび金融市場に真の変革を起こす技術となり得る」との見方を示している。また、アンドルス・アンシプ・デジタル単一市場担当副委員長は、「欧州の豊富な人材と優秀なスタートアップ企業を基盤に、ブロックチェーン技術の開発とその展開への投資で世界をけん引する地域を目指す」としている。また、マリヤ・ガブリエル・デジタル経済・社会担当委員は「ブロックチェーン開発を可能にする適切な環境が必要」と指摘。「断片的な取り組みではなく、全市民が恩恵を被るブロックチェーン向けのデジタル単一市場を実現する必要がある」とした上で、BOFはそれに向けた重要な一歩となるとの考えを示した。[EU規制]


関連国・地域: ドイツEU米国
関連業種: 金融IT・通信マクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

【ウイークリー統計】第67回 戸建てに大家族で住む中東欧(07/16)

ポーランド、エネルギー大手4社の統合検討(07/16)

アップル、追徴課税が無効に 欧州一般裁が欧州委の決定覆す(07/16)

アゼルバイジャンとアルメニアが軍事衝突(07/16)

ソニー、欧州の大学に資金提供へ(07/16)

欧州委、PKNのロトス買収を条件付き承認(07/15)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン