独高級車大手BMWは12日、2017年のグループの世界販売台数が246万3,526台となり、前年比4.1%増加したと発表した。「BMW」と英「ミニ」が共に過去最多を売り上げ、7年連続でグループの年間記録を更新。「BMW」の200万台突破は2年連続だが、高級車世界一の座はライバルの「メルセデス・ベンツ」に再び譲る格好となった。
ブランド別に見ると、「BMW」は208万8,283台と4.2%増加。中でも小型スポーツタイプ多目的車(SUV)の「Xシリーズ」が9.6%増えた。新型「5シリーズ」は6.3%拡大し、「1シリーズ」は14.7%、「7シリーズ」は4.5%それぞれ伸びた。「ミニ」は37万1,881台で3.2%増加している。
「BMW」と「ミニ」の合計販売台数は、欧州とアジアがそれぞれ0.9%、13.6%伸びた。一方、米大陸は2%減っている。
電気自動車(EV)やプラグインハイブリット車(PHV)を含む電動モデルの販売台数は、10万3,080台と目標の10万台を突破。前年比で65.6%拡大し、同社は「エレクトロモビリティー(eモビリティー)における当社のリーダーとしての役割を示すもの」と強調した。うちEV「i3」は3万1,482台と23.3%増加。PHVの「iパフォーマンス」は6万3,605台で2倍近くに伸びている。同社は2018年の電動モデルの販売台数が、2桁の伸びを示すと見込んでいる。
■単月では8.8%増
2017年12月単月の販売台数は全ブランド合わせて23万4,027台と、前年同期比8.8%増加。「BMW」は19万5,916台と9.5%増え、「ミニ」は5.2%増の3万7,676台だった。[環境ニュース]
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