独自動車大手ダイムラーは8日、高級車ブランド「メルセデス・ベンツ」の2017年の世界販売台数が過去最高の228万9,344台となり、前年比9.9%増加したと発表した。7年連続で記録を更新し、昨年に続き高級車販売で世界首位に立つとみられる。
メルセデスは新モデルの需要拡大を追い風に、ライバルのBMWとアウディを突き放した。各社の販売台数のデータはまだ出そろっていないが、独経済紙ハンデルスブラットによると、昨年11月末時点でメルセデスはBMWに約7万台の差を付けていた。
セグメント別では、とりわけスポーツタイプ多目的車(SUV)とセダン「Eクラス」が人気で、SUVは全体の3分の1以上を占めた。地域別に見ると、3大市場である欧州、アジア・太平洋地域、NAFTA加盟国で販売台数が過去最高となり、中国では伸びが25.9%を記録した。
ディーター・ツェッチェ最高経営責任者(CEO)は「中核事業での成功は未来のモビリティーを積極的に形成するための基盤」とコメント。ダイムラーは今年、10車種以上でモデルチェンジを実施予定で、電気自動車(EV)ブランド「EQ」の量産モデルも披露する。[環境ニュース]
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