• 印刷する

第2次金融商品市場指令、EUで3日施行

欧州連合(EU)で3日、金融資本市場の包括的な規制である「第2次金融商品市場指令(MiFID2)」が施行された。2008年の世界的金融危機を教訓に、投資家保護の強化や市場の透明性の向上などを目指している。

新指令の対象は広範にわたる。たとえば、これまで資産運用手数料に含まれていたリサーチ料の分離が義務付けられるため、資産運用会社はリサーチに対する料金の支払いが必要となる。これにより競争が促進されリサーチ料が低下すると見込まれる。

また、証券取引所を通さず匿名で株式売買を行う私設取引の「ダークプール」に初めて規制が導入され、取引高に上限が設けられる。アルゴリズム取引も規制対象となり、取引活動には要件が課せられる。さらに規制当局がリスクを早期に把握できるように、金融機関は取引について詳細な情報を当局に報告することが義務付けられ、取引に関する全会話の記録も5年間の保管が必要となる。

金融業界では新指令へのコンプライアンス(法令順守)に向けて、この7年間で約20億ドルが費やされたという。ただ、順守を巡る負担が重いため、大手企業に有利になるとの懸念が出ている。またEU加盟国のうち少なくとも9カ国では、新指令に伴う国内法の整備が遅れており、各国で完全に施行されるまでには時間がかかることになる。[EU規制]


関連国・地域: EU
関連業種: 金融IT・通信サービスマクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

仏、移民問題巡る会議から英国を除外(11/29)

アフリカ南部からの入国制限 欧州各国、新変異株の確認受け(11/29)

【今週の主な予定】11月29日~12月3日(11/29)

欧州委、EU域内への渡航規制緩和を提案(11/29)

EU加盟国、デジタル法案で合意(11/29)

EMA、子供へのワクチン接種承認勧告(11/29)

英仏海峡で移民27人死亡 ボート沈没、過去最悪の事故に(11/26)

【クルマの新時代】「格好いい」車が時代の主流 欧州で人気絶頂のSUVの魅力とは(11/26)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン