• 印刷する

第2次金融商品市場指令、EUで3日施行

欧州連合(EU)で3日、金融資本市場の包括的な規制である「第2次金融商品市場指令(MiFID2)」が施行された。2008年の世界的金融危機を教訓に、投資家保護の強化や市場の透明性の向上などを目指している。

新指令の対象は広範にわたる。たとえば、これまで資産運用手数料に含まれていたリサーチ料の分離が義務付けられるため、資産運用会社はリサーチに対する料金の支払いが必要となる。これにより競争が促進されリサーチ料が低下すると見込まれる。

また、証券取引所を通さず匿名で株式売買を行う私設取引の「ダークプール」に初めて規制が導入され、取引高に上限が設けられる。アルゴリズム取引も規制対象となり、取引活動には要件が課せられる。さらに規制当局がリスクを早期に把握できるように、金融機関は取引について詳細な情報を当局に報告することが義務付けられ、取引に関する全会話の記録も5年間の保管が必要となる。

金融業界では新指令へのコンプライアンス(法令順守)に向けて、この7年間で約20億ドルが費やされたという。ただ、順守を巡る負担が重いため、大手企業に有利になるとの懸念が出ている。またEU加盟国のうち少なくとも9カ国では、新指令に伴う国内法の整備が遅れており、各国で完全に施行されるまでには時間がかかることになる。[EU規制]


関連国・地域: EU
関連業種: 金融IT・通信サービスマクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

EU、愛の肉牛生産者への特別補償を承認(06/25)

EU首脳、英国との離脱協定の再交渉を否定(06/25)

欧州での難民申請、1~5月は11%増加(06/25)

チェコの首相反対デモ、25万人が参加(06/25)

中国、EUの合成ゴムの不当廉売の調査開始(06/25)

欧州に熱波到来、一部で気温40度近くに(06/25)

ハント氏、ジョンソン氏にTV討論呼び掛け(06/25)

第2党SPD、連立残留巡り党員投票も(06/24)

EU首脳、人事で合意できず 30日に協議持ち越し(06/24)

【今週の主な予定】6月24~28日(06/24)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社エヌ・エヌ・エーは一切の責任を負いません。

NNAからのご案内

各種ログイン