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鉄道WMTが運営開始 JR東と三井物産参画の合弁

JR東日本と三井物産がオランダ鉄道(NS)系列のアベリオ(Abellio)・グループの英国子会社(アベリオUK)と設立した合弁会社ウエストミッドランズ・トレインズ(WMT)が11日、イングランド中西部とロンドンの一部鉄道の運営を開始した。中部ノーサンプトンとバーミンガムではこれを記念する式典が開かれ、ポール・メイナード鉄道担当次官らが出席した。

ウエストミッドランズ・トレインズが運行する車両(アベリオ提供)

ウエストミッドランズ・トレインズが運行する車両(アベリオ提供)

WMTは8月に鉄道「ウエストミッドランズ」のフランチャイズ(営業権)を落札。同鉄道をこれまで運営してきた英鉄道・バス交通大手ゴーアヘッド・グループとフランス国鉄(SNCF)傘下のケオリス(Keolis)の合弁会社ゴビア(Govia)から、この日にフランチャイズを引き継いだ。

WMTは同鉄道を、バーミンガム市内および近郊のローカル線「ウエストミッドランズ・レールウェイ(WMR)」と、ロンドンのユーストン駅からノーサンプトン経由でバーミンガム、リバプールを結ぶ長距離路線「ロンドン・ノースウエスタン・レールウェイ(LNR)」の2つのブランドに分けて運営する。

WMTは併せて、ウエストミッドランズに10億ポンドを投資する計画をこの日に正式に始動したと明らかにした。うち6億8,000万ポンドを新車両に振り向けるほか、7,000万ポンドを車庫の新設や改修に、6,000万ポンドを駅の改修に充てる。これにより、ラッシュアワーにロンドンおよびバーミンガムに乗り入れる列車の輸送能力が8万5,000人分相当増える見込み。このほか、従業員訓練に1,800万ポンドを投じる方針。

同社は10月に、カナダのエンジニアリング大手ボンバルディアとスペインの鉄道車両大手CAFにそれぞれ413両、80両の新車両を発注している。

JR東日本は、海外での鉄道事業への参画を積極的に進めており、これまでにタイでの車両供給・保守や、インド高速鉄道への技術支援を手掛けているが、海外で鉄道運営に参加するのは今回が初めて。一方、三井物産も旅客鉄道事業に積極的に進出しており、1月にはアベリオUKから、イングランド東部で路線網を展開する鉄道「グレーター・アングリア」の権益40%を取得すると発表。英国での鉄道運営への参画は、今回が2回目となる。[M&A][日本企業の動向]


関連国・地域: 英国フランススペインオランダアジアカナダ
関連業種: 運輸マクロ・統計・その他経済雇用・労務

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