鉄鋼で世界最大手のアルセロールミタル(ルクセンブルク)は10日、第3四半期(7~9月)の純利益が12億500万ドルとなり、前年同期比77.2%増加したと発表した。事業環境が改善し、欧州を除く全地域で鉄鋼の出荷が伸びたことが貢献した。
売上高は21.5%増の176億3,900万ドル。出荷量は鉄鋼が6.9%増の2,170万トン。鉄鉱石は910万トンと、12.3%増えた。鉄鋼の平均販売価格は第2四半期から1.5%上昇し、鉄鉱石は大きく12.7%上がった。
グループのEBITDA(利払い・税引き・償却前利益)は19億2,400万ドルと1.4%拡大した。
アルセロールミタルは、今年の世界の鉄鋼需要が2.5%~3%拡大するとの予想を維持。今年の設備投資額については前年から5億ドルほど引き上げ、29億ドルとする方針をあらためて示した。
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