ドイツ連邦陸運局(KBA)は2日、10月の新車登録台数が27万2,855台となり、前年同月比3.9%増加したと発表した。仏プジョーをはじめ外国メーカーが好調で、前月の3.3%減からプラスに復帰した。
メーカー別に見ると、ドイツ車はフォルクスワーゲン(VW)が1.8%増加。仏グループPSA(旧プジョー・シトロエン・グループ)傘下のオペルは1.2%減った。
高級車はBMWが9.1%減少。ダイムラーは「メルセデス・ベンツ」が6.9%増えた一方、超小型車「スマート」は7%縮小した。VW傘下のアウディとポルシェはそれぞれ7%、4.7%落ち込んだ。
外国メーカーは米フォードが12.8%増えた。フランス勢はプジョーが37.8%増、姉妹ブランドのシトロエンが11.5%増と共に2桁伸ばした。ルノーは2%のプラスとなっている。
日本勢は、トヨタ自動車(レクサス除く)が9%拡大。スズキは大きく34.9%伸び、マツダと三菱自動車はそれぞれ14.7%、3.6%増えた。一方、ホンダは大きく33%落ち込み、日産自動車は5.4%減、スバルは2%減と共に前年を下回った。
1~10月の累計登録台数は全体で288万4,676台となり、1年前から2.3%増加した。
燃料別ではガソリン車が全体の60.9%を占めた。一方、ディーゼル車は34.9%に後退している。ハイブリッド車(HV)の登録台数は8,410台と67.8%拡大し、うちプラグイン・ハイブリッド車(PHV)は2,885台。電気自動車(EV)は2,180台だった。
■輸出は11%減少
独自動車工業会(VDA)によると、加盟メーカーの10月の輸出台数は31万5,000台となり、前年同月比11%減少した。生産台数も11%減の41万4,100台だった。
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