英航空大手ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)とスペインのイベリア航空を運営するインターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)は27日、第3四半期(7~9月)の営業利益(特別損益除く)が14億5,500万ユーロとなり、前年同期比20.7%増加したと発表した。旺盛な旅行需要とコストの低下が追い風となった。
売上高は2%増の66億1,700万ユーロ。うち旅客収入は58億9,900万ユーロと1.6%伸びた。座席キロ当たり収入は0.7%増え、恒常為替レートベースでは2.2%のプラスだった。乗客輸送実績は有償旅客キロ(RPK)換算で横ばい。搭乗率は86.2%と1年前から0.6ポイント上昇した。純利益は18.1%増の11億4,600万ユーロだった。
ウィリー・ウォルシュ最高経営責任者(CEO)はグループ全体が好業績を挙げたとした上で、スペインと中南米市場の改善が座席キロ当たり収入を押し上げ、貨物部門IAGカーゴはアジア・太平洋からの需要が拡大したと説明。通年については、特別損益を除く営業利益が30億ユーロ程度になるとの見方を示した。
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