ドイツ連邦陸運局(KBA)は5日、9月の新車登録台数が28万8,035台となり、前年同月比3.3%減少したと発表した。ドイツとフランスを中心に欧州メーカーが軒並み不振だった。
メーカー別に見ると、ドイツ車はフォルクスワーゲン(VW)が8.2%減少。仏グループPSA(旧プジョー・シトロエン・グループ)傘下のオペルは0.3%減った。
高級車はBMWが3.6%拡大。半面、ダイムラーは「メルセデス・ベンツ」が2%減り、超小型車「スマート」は2.2%縮小した。VW傘下のアウディは8.6%のマイナスだった。ポルシェは13%落ち込んだ。
外国メーカーは米フォードが15.9%減少。フランス勢はプジョーが0.4%減、姉妹ブランドのシトロエンが13.7%減と共に前年を下回った。ルノーは5.7%落ち込んでいる。
日本勢は、トヨタ自動車(レクサス除く)が3.1%拡大。スズキは大きく42.5%増、スバルは13%増と共に2桁伸びた。三菱自動車とマツダはそれぞれ8.2%、1.7%増えている。一方、ホンダは31.4%落ち込み、日産自動車は17.1%のマイナスとなっている。
1~9月の累計登録台数は全体で261万1,821台となり、1年前から2.2%増加した。
燃料別ではガソリン車が全体の59.7%を占めた。ディーゼル車は36.3%に後退している。ハイブリッド車(HV)の登録台数は8,674台と76.4%拡大し、うちプラグイン・ハイブリッド車(PHV)は3,118台。電気自動車(EV)は2,247台だった。
■輸出は1%増加
独自動車工業会(VDA)によると、加盟メーカーの9月の輸出台数は41万100台となり、前年同月比1%増加した。生産台数は1%減の52万2,780台だった。
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。