• 印刷する

新車登録台数、9月は9.3%減少 6カ月連続マイナス=今後に不安も

自動車製造取引業者協会(SMMT)は5日、9月の英国の新車登録台数が42万6,170台となり、前年同月比9.3%減少したと発表した。6カ月連続のマイナスで、個人購入と法人向け、フリートの3部門がいずれも落ち込んだ。

9月は個人購入が8.8%減り、フリートは10.1%縮小。法人向けも5.2%減少した。燃料別ではディーゼル車とガソリン車がそれぞれ21.7%、1.2%のマイナスとなった一方、電気自動車(EV)など代替燃料車(AFV)は41%拡大した。市場シェアは1年前から1.9ポイント上昇し、5.3%だった。

新車登録台数をメーカー別に見ると、英国車は仏グループPSA傘下のボクソールが25.5%減少。インドのタタ・モーターズが展開するランドローバーは0.9%、姉妹ブランドのジャガーは8.7%それぞれ減った。

ドイツ勢はフォルクスワーゲン(VW)が7.7%拡大。高級車メルセデス・ベンツは1.7%減少した。VW傘下のアウディは4.8%減り、BMWは3.5%縮小した。フランス車はルノーが28.4%減少。プジョーと姉妹ブランドのシトロエンはそれぞれ20.6%、8.9%落ち込んだ。販売台数が最も多い米フォードは19.1%のマイナスとなっている。

日系メーカーは、トヨタ自動車(レクサス除く)が1.8%増加。日産自動車も3.6%拡大した。半面、ホンダは14.5%減り、マツダは20.1%落ち込んだ。スズキと三菱自動車はそれぞれ0.8%、10.1%のマイナスだった。韓国勢は現代自動車が2.7%減少し、傘下の起亜自動車は2.4%減っている。

1~9月の累計登録台数は206万6,411台と、1年前を3.9%下回っている。

SMMTのマイク・ホーズ最高経営責任者(CEO)は、「9月は例年、新車市場にとって重要指標。今回の下落は今後の大きな懸念につながる恐れがある」とコメント。また、新しいディーゼル車やガソリン車が今後禁止されたり、追加の手数料を取られたりすることはないということを消費者に強調する必要があるとした。[環境ニュース][日本企業の動向]


関連国・地域: 英国ドイツフランスアジア米国
関連業種: 自動車・二輪車小売り・卸売りマクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

欧州首脳、トランプ氏銃撃で政治暴力を非難(07/16)

新政権の施政方針、内容発表 35法案盛り込み=AI関連など(07/16)

バーバリー、CEO交代=第1四半期は減収(07/16)

ポスト・オフィスCEO、冤罪事件巡り離任(07/16)

住宅の希望売却価格、7月は0.4%低下(07/16)

アフリカでマラリアワクチン開始=英開発(07/16)

香港CK、ロンドンなどへ重複上場検討(07/16)

印エッサール、英で水素燃料発電所を建設(07/16)

イングランドとウェールズ、人口が大幅増加(07/16)

ユニリーバ、3千人整理へ 欧州全域の事務職が対象(07/15)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン