カタルーニャ州で大規模ゼネスト 独立投票の暴力受け反政府デモも

スペイン北東部カタルーニャ自治州で3日、大規模なゼネストが行われ、交通機関がまひするなど大きな影響が出た。1日に行われた分離独立の是非を問う住民投票で中央政府が派遣した警察部隊による暴力行為を受けたもので、この日には反政府デモも行われた。BBC電子版などが伝えた。

ゼネストは労働総同盟(UGT)、スペイン労働者委員会(CCOO)、独立運動を主導する市民団体カタルーニャ国民会議(ANC)などが呼び掛けたもの。公共機関や商業施設に加え、病院や学校、大学も休業した。交通網では、州内の少なくとも24カ所で道路が通行止めとなったほか、州都バルセロナでは地下鉄がラッシュ時の運行本数を通常の4分の1に削減。同市の港湾施設も営業を停止した。また、プロサッカーチームのFCバルセロナも3日の練習を見合わせた。なお、バルセロナのエル・プラット空港は通常通り営業した。

デモは州内の諸都市で行われ、バルセロナでは与党・国民党(PP)の本部前などに人々が集結。警官隊とにらみ合いが続き、カタルーニャ州の消防隊が間に入る場面も見られた。

住民投票では226万人が投票し、90.1%が独立に賛成した。中央政府はかねて同州の住民投票の実施を違法と見なしており、憲法裁判所もこれを支持する判決を下していた。投票当日は警察当局が投票用紙や投票箱を押収したほか、警棒やゴム弾を使用して抵抗する人々を抑止。900人近くが負傷した。中央政府は既に野党を交えて対応策を協議しているが、最大野党・社会労働党(PSOE)が同州との協議に応じる構えを見せる一方、中道新党シウダダノス(Ciudadanos)は同州の自治権をはく奪するよう示唆するなど、足並みはそろっていない。

一方、カタルーニャ自治州は、近く投票結果を州議会に通知し、住民投票の法律に従って独立に向けた行動に移る方針。また、同州のプチデモン首相は諸外国に中央政府との仲介を求めているが、欧州委員会は内政問題には関わらない姿勢を示している。[労務]


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