食品・消費財メーカーや小売店の国際業界団体コンシューマー・グッズ・フォーラム(CGF)は20日、2020年までに食品の消費期限などのラベル表記を世界的に統一することで合意した。2030年までに食品廃棄を半減させるため、スーパー英最大手のテスコ、米小売最大手ウォルマート、食品で世界最大手のネスレ(スイス)、英蘭資本の食品・家庭用品大手ユニリーバなど加盟400社が具体的な取り組みを進める。
ラベル表記にはこれまで「販売期限(sell by)」「消費期限(use by)」「賞味期限(best before)」「陳列期限(display until)」といった表記が混在し、消費者の誤解を招いているとの批判があった。その結果、米国の家庭だけでも年間290億ドル相当の食品が無駄に廃棄されているという。
このためCGFは将来的に食品1点につきラベルを1枚に限定し、生鮮食品については消費期限、保存食については賞味期限だけを表示する方針。各国の政府機関や非営利団体と協力し、消費者の認識向上にも努めるとしている。[環境ニュース]
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