政権不在続くオランダ、国王が国会を開会

オランダのウィレム・アレクサンダー国王は19日、国会開会式で演説を行い、大型ハリケーンで大打撃を受けたカリブ海のオランダ領の島々を支援すると約束した。ただ、同国では3月の下院(定数150)選挙で第1党となった自由民主党(VVD)を中心とする連立交渉がいまだに成立せず、政権不在の状態が続いている。

同国王は、ハリケーン「イルマ」により壊滅的な被害を受けたシント・マールテン島、サバ島、シント・ユースタティウス島について、「政府はこれらの島々の苦痛を緩和するために手を尽くす」と約束。「カリブ海にある王国の一部が、孤独に再建に立ち向かうことはない」と話した。カリブ海では新たな大型ハリケーン「マリア」が通過中で、オランダとフランスが分割統治するシント・マールテン島(フランス語名サン・マルタン島)では再び警報が出されている。

ルッテ首相率いる中道右派のVVDは、33議席を確保したものの過半数には及ばず、他党との連立が必要となった。政策的に近いキリスト教民主同盟(CDA)および民主66党(D66)との連立は確定しているものの、3党合わせても71議席にとどまる。このため、グリーンレフト(GL)との連立交渉を行ったが、難民政策をめぐる方針の相違から断念。5月以降はキリスト教連合(CU)を加えた4党連立を模索しているが、交渉は難航している。

下院は20日、CUとの連立交渉はなお継続していると発表している。下院選挙では移民排斥やEU離脱を訴える極右・自由党(PVV)が20議席を獲得し第2党に立ったが、VVDは同党との連立は完全否定している。選挙から既に190日が経過しており、同国の連立交渉の最長記録である1977年の208日に迫っている。


関連国・地域: EUオランダ中南米
関連業種: 社会・事件政治

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