ルーマニア西部のティミショアラ(Timisoara)を中心とした地域で17日、暴風雨が発生し、倒木の下敷きになるなどして8人が死亡、約140人が負傷した。BBC電子版などが伝えた。
最大風速が毎時100キロメートルを記録した今回の暴風雨では、200カ所以上の町や村が被害を受け、一部では今も断水や停電が続いている。また、校舎が被害を受けた約40校が休校となっている。
今回の暴風雨で自治体が事前に警報や避難勧告を出さなかったことで、住民の批判が噴出。さらに同国のトゥドセ首相が17日、「われわれに何ができるというのか。風が吹くのを止める法律でも作るのか」とコメントしたことにも非難が集中した。
こうした事態を受けて同首相は18日、5人が死亡し49人が負傷したティミショアラを慰問。迅速な警報システムを導入すると発表した。[環境ニュース]
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