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英でプラスチック製の新10ポンド札が流通開始

英中銀イングランド銀行は14日、プラスチック製の新10ポンド紙幣の流通を開始したと発表した。今年で没後200年を迎える小説家ジェーン・オースティンの肖像を採用している。また、視覚障害者が使用しやすいよう、今回初めて点字を施している。

新紙幣は既に10億枚以上が印刷されており、数日から数週間をかけて全国に出回る。これに伴い、従来の10ポンド札は順次回収されるが、並行して来春まで使用可能だ。

新10ポンド札の印刷は、紙幣や金券の印刷で世界最大手の英ドゥラリュ(De La Rue)が担当。最新の偽装防止技術が導入されているほか、耐久性に優れ、従来紙幣よりも少なくとも2.5倍長持ちするとされる。

なお、今回の新紙幣発行に先駆け、同じくジェーン・オースティンの横顔のシルエットを彫刻した新2ポンド貨幣が、7月から枚数と地域限定で発行されている。英国全土での流通は冬ごろを予定。またイングランド銀行は、2020年までに20ポンド札もプラスチック製に切り替える計画で、デザインには画家のジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナーの肖像を使用する。

流通が始まった新10ポンド札(イングランド銀提供)

流通が始まった新10ポンド札(イングランド銀提供)


関連国・地域: 英国
関連業種: 化学その他製造金融社会・事件

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