カーナビゲーションシステムで欧州最大手のトムトム(オランダ)は12日、電気自動車(EV)の充電ステーションの地図をドライバーにリアルタイムで提供する「トムトムEVサービス」を導入すると発表した。連続走行距離に関する不安を解消する狙いがある。
まず欧州を皮切りに、今後のEV向けナビゲーションシステムで利用できるよう、自動車各社とライセンス契約を結ぶ計画。これによりドライバーは近くの充電スポットの位置や営業時間、支払い方法、プラグの種類などに関し、常時更新される最新情報を得られるようになる。来年初めには北米でのサービス開始も予定し、それまでにはリアルタイム情報の提供が可能な充電ステーションを世界全体で3万5,000カ所以上に増やすという。
トムトムは新サービス導入に当たっての提携先を明かしていないが、充電ステーションの共通課金システムを手掛ける独ハブジェクト(Hubject)と手を組んでいるとみられる。[環境ニュース]
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