ドイツ鉄道(DB)が、高速列車インターシティーエクスプレス(ICE)の一部路線で、スマートフォンの専用アプリ「DBナビゲーター」を通じたセルフチェックインサービスを試験的に導入している。同社の広報担当者の話を元に、ザ・ローカルが11日伝えた。
同サービスは、乗客が列車に乗車した後、車内で無料提供されているWi―Fi(ワイファイ)に接続し、アプリ内で予約済みの席のチェックインを可能とするもの。これにより、巡回する車掌は同サービスを利用する乗客の切符確認を省略できるほか、乗客は乗車中に切符を探す必要がなくなり、サービス向上につながるとしている。ただ、セルフチェックインは強制ではなく、車掌による切符確認を選ぶことも可能という。
DBはサービスの試験導入を8月に開始した。現在、対象となっているのは、ドルトムント―シュツットガルト間、シュツットガルト―エッセン間、ハンブルク―ベルリン間、ハンブルク―ミュンヘン間を結ぶ4路線。本格導入時には対象が拡大される予定だが、具体的な時期などは決まっていない。
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