スペイン国鉄(RENFE)の従業員が、29日午前0時から午後11時にかけて今年2度目の全国ストライキを行う。大規模な人員整理に抗議するため。ローカル線と中長距離線の全てに影響が出る見通し。
同社従業員によるスト実施は今年2度目。前回は夏季休暇の始まりとなる7月の最終金曜日に実施され、RENFEは高速鉄道「AVE」274本やマドリード首都圏の通勤列車「セルカニアス(Cercanias)」の半数を運休した。
スペイン最大の労働組合である労働者委員会(CCOO)は、RENFEと鉄道インフラ管理機構(ADIF)が2005年から6,000人に上る人員削減を実施していると非難している。今回の決断について「公共事業省、RENFE、ADIFとの交渉が決裂し、スト実施のほかに選択肢が残されていない」と説明した。
なお、スペインの空港スタッフが15日に予定していたストは中止となった。空港当局との交渉が予定されているため。[労務]
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