コソボで政権樹立にめど=政治的空白に終止符

セルビアからの独立を宣言しているコソボで、コソボ民主党(PDK)率いる中道右派の政党連合が小政党・新コソボ同盟と連立政権を樹立することで合意した。6月の総選挙以来、続いていた政治的空白にようやく終止符が打たれた格好だ。しかし、30%台に達する失業率への対策やセルビアをはじめとする近隣諸国との関係改善など、課題は山積みとなっている。

政党連合と新コソボ同盟を合わせた議席数は63議席で、議会(一院制、120議席)の過半数を確保。政党連合を率いるラムシュ・ハラディナイ氏は、「ようやくコソボは動き始めた。とても遅くなったが、われわれの政権が樹立される」と述べた。

ハシム・サチ大統領は、数日以内にハラディナイ氏に組閣を命じる見通し。関係者によると、議長を決めるための会合が近く開かれる見込みだ。

ハラディナイ氏は、コソボのゲリラ組織・コソボ解放軍の軍事的指導者だった。コソボ紛争中の犯罪行為で、国際戦犯法廷から訴追されたものの、いずれも無罪となっている。2005年には、国際連合の統治下で短期間ながら首相を務めた。

新コソボ同盟は、メディアが「コソボで最も裕福な人物」と呼ぶベフジェット・パッツォーリ氏が率いる。同氏が政権内でどのポストに就くかは明らかになっていない。

コソボは2008年に独立を宣言し、これまでに米国や欧州連合(EU)など110カ国以上が承認しているものの、セルビアやロシアなどは独立を認めていない。


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