ベルギーの首都ブリュッセルの中心部で25日夜、ナイフを持った男が兵士2人を襲い、1人が負傷した。犯人は現場で銃で撃たれ、搬送先の病院で死亡した。検察当局はテロとみている。BBC電子版などが伝えた。
犯人はソマリア出身の男(30)で、2004年からベルギーに住んでいた。2009年に亡命が認められ、2014年には市民権を取得している。これまでテロ活動への関与は確認されていなかったが、今年2月に暴行などの罪に問われていた。
犯人は犯行時、「アラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫んでいたという。所持品からは偽の銃とコーランの複製2冊が見つかっている。ブリュッセルでは2016年3月のテロ事件以降、市内での兵士による警備が強化されている。
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