フォード、旧型車買い替えで値引き 英顧客対象=他メーカーと足並み揃え

米自動車大手フォード・モーターは22日、2010年以前のあらゆるブランドのモデル保有者を対象に、フォード車への買い替え時に少なくとも2,000ポンド値引きする新たなサービスを英国で開始すると発表した。同様のスキームは独高級車BMWなども既に導入しており、排ガス不正問題などを発端に環境意識が高まる中、乗り換えによる二酸化炭素(CO2)排出量の削減を勧めることで売り上げ増につなげる。

フォードの乗用車の値引き価格は2,000~4,950ポンドで、「フィエスタ」や「Bマックス」、「フォーカス」など5モデルが対象。小型商用車では「トランジット・クーリエ」など4モデルに買い換える際、3,650~7,000ポンド値引きされる。

保有車両のメーカーは問わず、ディーゼル車とガソリン車のどちらにも適用される。2010年1月1日以前に登録され90日以上保有した車両であることが条件で、新たなフォード車は9月1日~12月31日に新車登録されるものが対象となる。

BMWのほか、ダイムラー傘下の高級車メルセデス・ベンツ、仏グループPSA(旧プジョー・シトロエン・グループ)傘下の英ボクソールは先に、旧型のディーゼル車両を対象に、新車への買い替え時に一部値引きする方針を発表。例えばBMWは、欧州連合(EU)の旧排ガス基準「ユーロ4」以前のディーゼル車を廃車にすることを条件に、現行基準「ユーロ6」に準拠した「BMW」や「ミニ」の新車を値引きするとしている。

なお英政府は7月、2040年までにディーゼル車とガソリン車の販売を全面的に禁止する方針を発表。健康リスクの主因となる窒素酸化物(NOx)の水準が高まる中、電気自動車(EV)への完全移行を目指すもので、禁止の対象にはハイブリッド車(HV)も含まれる見通し。

■中国でEV合弁

フォードは併せて、EVを手掛ける中国の安徽衆泰汽車と、折半出資の合弁会社を設立することで覚書(MOU)を締結したと発表。世界最大の市場規模を誇る中国で新たなEVブランドを確立し、開発、生産、マーケティング、サービスに携わる狙い。[環境ニュース][M&A]


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