西シベリアのスルグト(Surgut)で19日午前(現地時間)、男がナイフで通行人を次々と刺し、7人が負傷した。うち4人が重傷。男は現場に駆け付けた警察官によって射殺された。事件後にはイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が犯行声明を出しているが、当局は精神疾患の可能性も含め捜査を続けている。イタルタス通信などが伝えた。
捜査当局によると、犯人は地元に住む男で、氏名は公表されていない。当局は家宅捜索を行い、犯行の動機などを調査している。事件直後はテロの可能性は低いとしており、ISの犯行声明が公表された後も、正式なコメントを控えている。
欧州各地ではこのところ、テロ事件が相次いで発生している。スペイン・カタルーニャ州バルセロナの中心部では17日、バンが群集に突っ込み、少なくとも13人が死亡、約100人超が負傷した。この翌日には、同州のカンブリス(Cambrils)で、車が歩道に突っ込んで人々をはね、1人が死亡、6人が負傷する事件が起きた。また、フィンランド南西部のトゥルク(Turku)でも刃物を持った男が通行人を刺し、2人が死亡、少なくとも8人が負傷している。
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