• 印刷する

英通信BT、公衆電話ボックスの半数を撤去へ

英通信大手BTグループは、国内に残る4万台の公衆電話ボックスの半数を5年以内に撤去する方針だ。使用頻度が比較的高い電話ボックスを維持する。BBC電子版などが15日伝えた。

公衆電話の使用が年間20%以上のペースで減り、過去10年間で10分の1以下に落ち込んでいることが背景にある。一方、維持費は毎年600万ポンド程度かかかっており、半分以上の電話ボックスが赤字という。

英国の公衆電話ボックスは1992年にピークの9万2,000台に達した。携帯電話が幅広く普及した今でも1日当たり3万3,000件前後の通話が行われているが、電話ボックスの3分の1は全く使用されていない。

BTは電話ボックスの半径400メートル以内に別の電話ボックスがある場合、片方を撤去することが認められている。近くに他の公衆電話がない場合、地域一帯で唯一の電話ボックスを撤去するには、住民への事前の通知や地元自治体の承認が必要だ。

赤い電話ボックスは今でもロンドン観光の名所の1つ(Photo by Les Chatfield/Flickr)

赤い電話ボックスは今でもロンドン観光の名所の1つ(Photo by Les Chatfield/Flickr)


関連国・地域: 英国
関連業種: IT・通信マクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

英米貿易協定、不透明感拡大 トランプ関税に違法判決=米司法(05/30)

英、年金改革案発表=メガファンド設立構想(05/30)

国防省、サイバー分野に10億ポンド投資(05/30)

乗用車生産台数、4月は8.6%減少(05/30)

日本車の対欧輸出、4月はまだら模様(05/30)

英国最大のバイオエタノール施設が閉鎖危機(05/30)

渋滞税20%引き上げ提案 ロンドン交通局、26年から適用へ(05/29)

当局、水道テムズに1.2億ポンドの罰金命令(05/29)

スコットランド2空港、職員がスト決行も(05/29)

下院、終末期患者への「死の援助」法案可決(05/29)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン