ポルトガルの山火事が止まらない。今夏、森林火災が相次いでいる同国では12日に268カ所で火災が発生し、1日の発生件数で年内最多を記録。現地の消防当局は、欧州連合(EU)加盟国の救援を受けて消火活動を続けている。ロイター通信などが伝えた。
EUの統計によると、同国では今夏14万ヘクタール以上が焼け、被害が既に過去10年の平均の3倍を上回っている。6,500人の消防員が出動した12日には、高温と強風の予報を受け、EUに対して消火活動の協力を要請。64人の死者が出た6月中旬の大火災に続き、今夏2度目の要請となった。
ポルトガル当局によると、13日はスペインが消火用飛行機3機、消防車27台、消防員120人を派遣。14日正午時点(現地時間)で中部コインブラ(Coimbra)など6カ所で依然として大規模な火災が確認されている。
ポルトガルでは夏が終わるまで、火災発生は続くと予想されている。
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