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ユーロネクスト、LCHと契約更新 清算事業巡り=米系に切り替えず

証券取引所運営のユーロネクストは8日、ロンドン証券取引所(LSE)グループの清算事業LCHとの契約を更新すると発表した。現行の契約は2018年に期限を迎える。同社は先に、米インターコンチネンタル・エクスチェンジ(ICE)傘下のICEクリア・ヨーロッパ(オランダ)に契約を切り替える意向を示していた。

ユーロネクストは、デリバティブ(金融派生商品)およびコモディティー取引の決済サービスについてLCHとの契約を更新する。新たな契約期間は10年間。契約更改の正式な手続きは、今年第4四半期(10~12月)に行われる予定。ユーロネクストはこれに伴い、ICEとの契約交渉を打ち切った。同社は、「2019年1月以降に決済手数料を5~15%引き下げることを目指し、LCHと協力する」としている。

ユーロネクストは併せて、同社が保有する持ち株会社LCHグループ・ホールディングスの株式2.3%を、LCH仏部門の株式11.1%と交換することで合意した。LCH仏部門に直接出資することにより、フランスでの清算の拡大によるメリットを享受する狙い。欧州委員会は、英国の欧州連合(EU)離脱後にユーロ建てデリバティブ取引のEU域内での清算を義務付ける可能性があるとみられている。

ユーロネクストは1月、LSEグループからLCHの仏部門を5億1,000万ユーロで買収することで合意。取引はLSEとドイツ取引所の合併が完了することが条件だったが、欧州委員会が3月にこの合併計画を却下したため実現しなかった経緯がある。[M&A]


関連国・地域: 英国フランスEUオランダ米国
関連業種: 金融

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