• 印刷する

英の主要道路、トンネル型カバー設置も

イングランドの高速道路を管理するハイウェー・イングランドは2日、排ガスによる大気汚染の深刻な主要道路をトンネル型のカバーで覆う案を検討すると明らかにした。大気汚染改善に向けた戦略の一環。

ハイウェー・イングランドはこの戦略の中で「排ガスが周辺に広がるのを防ぐトンネル状の覆いについて、建設費を引き下げて有効な選択肢とできるかどうかを調査している」としている。このトンネルは、オランダで既に導入されているもので、片持ち梁(カンチレバー)工法で設置し、壁面には汚染物質を吸収する素材を使用する。

ハイウェー・イングランドの広報担当者はガーディアンに対し、「こうしたトンネルが大気汚染改善にどの程度、貢献するかはまだ十分に理解されていないため、オランダの道路管理などと協力し、同国の既存のトンネル型カバーの周辺で汚染物質レベルを計測する」と話している。

ハイウェー・イングランドは既に、木製パネルや二酸化窒素(NO2)を吸収する鉱物ポリマー素材のフェンスを一部主要道路に試験的に設置しており、結果が良好なら設置区間を拡大する計画。ほかにもクリーン燃料の普及促進などさまざまな案を検討する方針で、大気汚染改善に向けた新アイデアへの投資は全体で1億ポンドに達する見通し。[環境ニュース]


関連国・地域: 英国オランダ
関連業種: 化学建設・不動産運輸天然資源マクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

英、王室所有海域に風力発電 30年までに最大30GW相当新設(07/26)

英ガス供給網、水素輸送に転用可能=報告書(07/26)

NTTデータ、合金アロイドと資本業務提携(07/26)

乗用車生産台数、6月は26.6%減少(07/26)

シェル、独製油所にグリーン水素電解槽(07/26)

ユニリーバ、上半期は3.5%増益(07/26)

医療AIディープシー、1300万ドル調達(07/26)

レボリュート、制限付きで銀行免許を取得(07/26)

英独、共同防衛宣言に署名(07/26)

レキット、ヘルスケアに注力 家庭用品ブランド売却=新体制へ(07/25)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン