英航空大手ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)のチェックイン・システムに2日早朝、障害が発生し、ロンドン各空港で搭乗客が足止めされた。午前9時には解決したものの、搭乗カウンターには一時、夏休みの旅行客が長蛇の列をつくった。同社は5月の連休にもIT(情報技術)システム障害が起き、670便以上の欠航を余儀なくされたばかり。BBC電子版が伝えた。
今回、チェックイン・システムの障害による影響を受けたのは、ロンドンのヒースロー、ガトウィック、ロンドン・シティーの各空港。これらの空港では搭乗手続きが手作業に切り替えられ、乗客は長い待ち時間を強いられた。
BAはその後の声明で、「今朝の問題は解決し、通常通り顧客のチェックインが行われている」と発表。「一時的なチェックインの問題により、早朝便の搭乗客の一部に遅れが生じた」として謝罪した。
BAを運営するインターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)は先に、5月のシステム障害は人為ミスによるものと説明。エンジニアがシステムの電源を誤って切り、再度電源を入れた際に電力サージが起きたことが原因との見方を示した。この問題を巡っては、コスト削減のためIT業務をアウトソーシング(外部委託)したことが原因との批判が出ているが、BAはこれを否定している。
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