エストニアの首都タリンで、無人運転バス2台が試験運行を開始した。初日から3日間を大事故なしに乗り切ったものの、ひやりとする場面もいくつかあったもようだ。公共放送局ERR電子版が1日伝えた。
ニアミスが発生したのは運行開始から3日目。回転灯を点灯しているパトカーが近付いてきたのに道を譲らなかったところを目撃された。またERRのカメラマンによると、歩行者用横断歩道で赤信号を無視し、歩行者を驚かせる一幕もあった。
無人運転バスの運行ルートは大部分が現在使用されていないトラムの線路を利用し、一般の車と接するのは交差点1カ所のみ。また、道路交通法に基づき乗務員1人が乗り込んでおり、乗客を迎えたり自動運転技術の説明を行うほか、いざという時には運転に介入する。プロジェクトの総費用は10万ユーロで、主に民間が出資している。試験期間は8月末まで。
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