• 印刷する

スコッチウイスキー、英国法で定義も

スコッチウイスキーは英国法で明確に定義付けられるべきだ―――。ブレグジット後の輸出体制を保護するため、スコットランド自治政府のブラウン経済長官が英政府にこうした内容の書簡を送った。BBC電子版などが7月31日、伝えた。

スコッチウイスキーは現在、2009年に制定されたスコッチウイスキー規則により、糖化から発酵、蒸留、熟成までスコットランドで行われたウイスキーのみがスコッチウイスキーと呼ばれる。現行の欧州連合(EU)による定義でも、この基準を満たしていない商品をスコッチウイスキーとして販売することはできない。

しかし、米国は包括的貿易投資協定(TTIP)においてウイスキーの定義緩和を支持する姿勢を明らかにしている。英国のフォックス国際貿易相は先の訪米時に、これを検討する姿勢を示したと伝えられており、ブラウン氏の文書はこれに対する懸念を表明するもの。

スコッチウイスキーの昨年の輸出高は、前年比4%増の39億9,900万ポンド。スコットランドでは約2万人が同産業に従事している。英国政府は、スコッチウイスキーは英国の輸出産業の成功例であるとし、ブレグジット後もさらに発展できるよう支援するとしている。


関連国・地域: 英国米国
関連業種: 食品・飲料小売り・卸売りマクロ・統計・その他経済政治

その他記事

すべての文頭を開く

英米貿易協定、不透明感拡大 トランプ関税に違法判決=米司法(05/30)

英、年金改革案発表=メガファンド設立構想(05/30)

国防省、サイバー分野に10億ポンド投資(05/30)

乗用車生産台数、4月は8.6%減少(05/30)

日本車の対欧輸出、4月はまだら模様(05/30)

英国最大のバイオエタノール施設が閉鎖危機(05/30)

渋滞税20%引き上げ提案 ロンドン交通局、26年から適用へ(05/29)

当局、水道テムズに1.2億ポンドの罰金命令(05/29)

スコットランド2空港、職員がスト決行も(05/29)

下院、終末期患者への「死の援助」法案可決(05/29)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン