• 印刷する

英国の航空管制能力、発着便の増加で限界に

航空機の発着便数が記録的水準に達する中、英国の航空管制能力は限界に近付きつつある――。英全国航空管制サービス(NATS)がこのような警鐘を鳴らしている。

英国では教育機関の夏季休暇入りに伴い旅行者の出発ラッシュがピークを迎えており、21日のフライト数は過去最高の8,800便以上に達したもよう。夏場全体では77万便余りと、昨年を4万便上回る見通しだ。英旅行業協会(ABTA)によると、過去最多の240万人が出国するとみられている。

こうした旅客の増加に伴い、ロンドン・スタンステッド空港では発着便数が45カ月連続で拡大。ルートン空港では今年だけで7%増えているという。

運輸省は空域管理が改善されない限り、2030年までに全体で3,100日相当の遅延が生じ、年間8,000便がキャンセルされると予想。NATSは新たなコンピューターシステムに6億ポンドを投じるなどして対応に当たっている。


関連国・地域: 英国
関連業種: 運輸IT・通信マクロ・統計・その他経済社会・事件

その他記事

すべての文頭を開く

英仏首脳が訪米へ トランプ氏とウクライナ情勢協議(02/21)

消費者の半数、経済先行きを悲観=調査(02/21)

水道テムズ、米投資KKRが過半数株取得も(02/21)

ロイズ銀、20%減益=引当金7億ポンド計上(02/21)

投融資先の低炭素化、欧州3行がトップ(02/21)

BAEシステムズ、通期は14%増益(02/21)

生産者物価、1月は0.3%上昇(02/21)

インフレ率、1月は3% 10カ月ぶり高水準=利下げ影響も(02/20)

金融HSBC、通期は6.5%増益(02/20)

野村不動産、ロンドンでオフィスビル竣工(02/20)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン