英国の欧州連合(EU)離脱決定を受け、英国人によるアイルランドのパスポート取得の動きが加速している。外務省のデータを元に、フィナンシャルタイムズなどが19日伝えた。
それによると、今年の上半期(1~6月)の北アイルランドからのパスポート申請件数は5万3,500件余り。北アイルランド以外の英国からのパスポート申請件数は4万5,000件に達した。英国全体では1年前から1.5倍以上に増えている。
こうした中、アイルランドでは全体的なパスポート申請件数も増加。今年前半だけで50万件を超え、前年同期比で平均10%拡大した。通年では昨年の73万3,000件余りから100万件程度に増える可能性もある。
アイルランド国籍は、アイルランドで生まれたか、両親のどちらかがアイルランド生まれのアイルランド人であれば自動的に付与される。このほか祖父母がアイルランド国籍保持者の場合、自身の出生が政府に登録されていれば取得可能だ。
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