欧州航空機大手エアバス・グループは18日、ジェットエンジンを搭載した新しいタイプの無人航空機(UAV)の試験飛行に成功したと発表した。商業化の予定はないが、防衛・宇宙部門の無人飛行システムの開発に役立つ可能性があるとしている。
試験飛行を行ったUAV「サジッタ(Sagitta)」のデモ機は、実物の4分の1の大きさで、全長、翼幅共に3メートル。南アフリカの試験飛行場で既定のコースを約7分間にわたり無人飛行し、離着陸も自動でこなした。
エアバスは2010年に同機の開発プロジェクトに着手。ミュンヘン工科大学やケムニッツ工科大学、ミュンヘン連邦軍大学、インゴルシュタット応用科学大学、ドイツ航空宇宙センター(DLR)と共同で開発を進めてきた。
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